ドイツ・ラインガウでワイナリー巡り
2026年5月 ドイツ〜アルザス〜ブルゴーニュ旅行記 #2

ドイツ2日目 〜 ラインガウ周辺
朝からレンタカーを借りにいく。今回はsixtにてVolkswagen Taigoを3日間借りて5.8万円。直前に借りたおかげでだいぶ高かったのだが(というか、安いレンタカーを探す時間と気力がなかったのだが)、VWは乗り心地もよく快適だったのでまあOK。普段全く車に乗らない身としては、めちゃくちゃ細かく速度制限を指示してくれたり、360度の接近警告があるなど、運転支援システムが充実していて大変ありがたかった。
人生初の左ハンドル、左車線に入りそうになること数回、ウインカーとワイパーを間違えること数知れず、アウトバーンやラウンドアバウトにヒヤヒヤドキドキしつつ、なんとか無事生還しました。
ドライバーだったので写真は撮れずだったが、新緑のドイツのドライブは本当に美しかったのでオススメ。
運転開始直後、燃油のマークがめっちゃ下にあるのに気づき慌ててガソリンスタンドにかけこんだところ、正しくは右側のゲージを見るやつで勘違い。これだけは許さんVW
Georg Breuer(ゲオルグ・ブロイヤー) / リューデスハイム

この日はラインガウ周辺のワイナリー巡り。フランクフルトから西に1時間程度車を走らせ、まずはラインガウ観光の中心地、リューデスハイムのゲオルグ・ブロイヤー(Georg Breuer)へ。大橋MWにオススメいただきました。
正直なところ、自分はドイツワインにはあまり興味がなく、「一昔前前に甘口ワインで有名だったところ?最近名前聞かないよね?」程度の認識。とはいえ、まあせっかくWSET試験でドイツについても勉強したし…という理由で訪問した。
そんなテンションだったので正直特に期待せずに赴いたのだが、一杯目を飲んでみるといや何これめっちゃ美味しい。ドイツ最初のワイナリーから撃ち抜かれた。
いわゆる「教科書的なドイツのリースリング」であり、その最高峰といった印象。高い酸味に透明感、しっかりとした果実感はあるけど爽やか。骨格がありシャープなリースリング。凛とした女性的なワインというか、女性が好きそうな味。

「教科書的」と感じたのだが、後から調べたところむしろドイツの辛口リースリングのスタイルを作ったのがこのゲオルグ・ブロイヤーである模様。元々はラインガウの辛口リースリングがボルドーより高値で取引される時代があったくらい辛口のレベルが高かったところ、1980年代をピークにドイツの甘口ワインが世界で有名になり、伝統的な辛口ワインの生産者すらも甘口に転向するような事態に。しかし、その後ブームになりすぎたせいで低品質のワインが粗製濫造され、世界では「ドイツの甘口=安くてマズい」という認識が定着。それじゃアカンと言うことで立ち上がったメンバーの一人がこちらのゲオルグ・ブロイヤーのよう。この辛口リースリング福建運動の流れが、現在のVDP制度に繋がる。

いやあ、美味しかった。。ブロイヤーのおかげでドイツリースリングが好きになった。
お土産のワインに何を買うか迷いつつ、一番安いベーシッククラスでも十分に美味しかったので、Charmというラインの2024と、Rheingau Riesling Auslese 2025の375mlを購入。後者はアウスレーゼ、すなわち甘口のライン。6杯ほど飲んだ後にボトルを2本購入して6700円ほど。購入すると試飲代は無料なのか、そもそも無料なのか分からず。全部無料かも。

ワイナリー、犬いがち。かわいい。


リューデスハイマー・シュロス(レストラン)、リューデスハイム観光
試飲の後はオススメしてもらったランチへ。ゲオルグ・ブロイヤー系列のドイツ料理レストラン。こちらで食べた鱒(Trout)がめちゃくちゃ美味しい…!!!海外で焼き魚にこんなに感動したのは初めて。めちゃくちゃ油が乗っていた。ライン川で獲れたてらしい。



リューデスハイムの街は可愛らしく、観光にもオススメ。「横丁」なるものもあり、賑わってました。
この後は同じくリューデスハイムの有名ワイナリー Weingut Leitzへアポ無し突撃しようとしたのだが、メイデー(祝日)だったせいか閉まっており断念。皆様がワイナリーいく時はちゃんとアポとりましょう(阿呆)。
Ratzenberger / バッハラッハ
次にライン川の上流にあるバッハラッハに車で移動。
カーナビくんが船で川の対岸に渡るルートを提示してきてドキドキ。ルート通りに進むと、定期運行便のような船に問題なく乗船。車が10台ほど乗れるサイズの船。待ち時間もなく快適。
乗船中も然り、新緑の季節のドイツをドライブするのは本当に心地よく、ライン川と葡萄畑を眺めながら風を感じるのはとても良かったのだが、運転していると写真が撮れずで残念。

さてバッハラッハの街の目的地は、ドイツワインの輸入業者の知り合いにオススメされたRatzenbergerというワイナリー。こちらも直前にメールして突撃したのですが返事がなく、当日もやっていませんでした。今回旅、直前にノリで決めすぎました。ただただ反省。
せっかくなのでRatzenbergerの周辺を少し散歩。南向きの急斜面に葡萄畑があり「ワインスクールの授業でやったやつだ…!」と進研ゼミ並みの感動。急斜面すぎるけど大丈夫そ?


バッハラッハの街も大変可愛らしく、またリューデスハイムとは少し違う雰囲気であり、とても良かった。市壁で囲まれた街の市門をくぐるのは、ファンタジーな心がくすぐられてドキドキする。こちらでしばし散歩。


シェーンブルク城周辺
バッハラッハを出て更に北上。知り合いにオススメされていたホテル・シェーンブルク城へ。「泊まれる古城」として非常に評価が高いホテルの模様。今回宿泊はしないのだが、せっかくなのでこちらのカフェで茶をしばく。
宿泊レビューを見てた感じ、大変よさそうだったのでオススメです。



帰路、偶然やってそうなワイナリーを見つけたので突撃。6杯ワインテイスティングと軽食をいただく。
こちらのヤギのチーズと洋梨のピザがめちゃくちゃ美味。ワインコースターに詳細な解説が書いてあり親切でとても良い。ワインの味は、正直ゲオルグ・ブロイヤーよりはレベルが下がるかなあという感想。


様々な種類をいろいろ飲んだのだが、感想が「それぞれ味が違いますね」というレベルでしかなく、それ以上の深堀りができず若干微妙な気持ちに。例えるならば、黒髪ロング清楚系のアイドルグループを見た時に、みんな可愛いし個性が違うのもまあわかるけど、だいたい同じ顔に見えちゃうみたいな。いやこの例えオッサンっぽいな。
似たような感想をゲオルグ・ブロイヤーでも、この後のドイツ・フランスのワイナリー全般でも感じてしまった。うーむ。
オーストラリアでワイナリー巡りをした際は、各ワイナリーが個性に溢れており、またワインの違いも分かりやすく楽しめたのだが、ドイツ・フランスにおけるワイナリーやワインの差異はそれよりももっと小さく、微妙な差異を感じ取って楽しむ文化なのだろうか。その微妙な差分が、ワインオタクにとっては大きな差分であり大変面白いが、そこに面白みを感じるのは修行が必要というか。散々WSETで勉強したのに、解像度がまだまだだなあ。

なんだかんだで長居してしまい、出発したのが20時過ぎ。夕暮れで対岸にだけ夕日の当たるライン川(まだ夕暮れなのがすごい)を移動して、フランクフルトに到着したのは22時ごろでした。
店はほぼやってないので、まあ仕方ないということでホテルでビールを飲んで就寝。


3日目、フランケン地方に続きます。

Katsuma Narisawa
Software engineer and photographer exploring the intersection of technology and human experience.
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